テマセク:全額出資の投資会社設立、オン氏がCEO-世界に照準

シンガポールの政府系投資会社 テマセク・ホールディングスは、全世界に照準を当てた全額出資の 投資会社を設立した。新会社の最高経営責任者(CEO)にはテマ セクのチーフストラテジスト、チャールズ・オン氏が就任。株式か ら債券にわたる資産を多角的な投資戦略で運用する。

事情に詳しい関係者3人が先に語ったところによれば、新会社 「シータウン・ホールディングス」の運用規模は数十億ドルになる もようで、絶対リターンを追求するという。同関係者らは情報が非 公開であることを理由に匿名を条件に語った。資産運用業界の専門 誌アジアンインベスター(オンライン版)が10日報じたところでは、 シータウンは30億ドル(約2700億円)規模になるもよう。

シンガポール・マネジメント大学のBNPパリバ・ヘッジファ ンドセンターでディレクターを務めるメルビン・テオ氏は「ヘッジ ファンドは投資戦略という点においてかなりの柔軟性を与える」と 指摘。「手数料を稼ぐと同時に良好なリターンを顧客に提供し自ら得 ることができれば、間違いなく収益を押し上げるだろう」と語った。

シータウンでは、ニューヨーク拠点のヘッジファンド、ディマ イオ・アフマド・キャピタルの共同創設者であるナッサー・アフマ ド氏が共同CEOに就任し、最高執行責任者(COO)にはマーガ レット・ルイ氏が就く予定。

テマセクの広報担当、ジェフリー・ファン氏は発表文書で、「シ ータウンにはテマセクの支援を受けた小規模な中核チームがあり、 シータウンチームは引き続き編成過程にある」と説明した。その他 新会社の詳細についてはコメントを控えた。

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