ホンダ:全世界43万台余の追加リコール-エアバッグ不具合

ホンダは10日、エアバッグの不具 合に関して、全世界で乗用車「アコード」、「インスパイア」など10 車種、計43万7763台を追加リコール(無料の回収・修理)すると発 表した。

運転席用エアバッグのインフレータ(膨張装置)内のガス発生剤 の製造過程に問題があり、衝突時などにエアバッグが作動した際に急 激な圧力が掛かり、部品などが飛び散って乗員がけがをする恐れがあ る。このため対象車のインフレータを交換する。

都内で記者説明したホンダ広報担当の松浦康子氏によると、不具 合が見つかったエアバッグは、いずれもタカタの米国工場で製造され たという。

ホンダは米国で9日(日本時間10日朝)、37万8758台の追加リ コールを発表。対象車種は2001-02年型の「アコード」や「シビッ ク」、ミニバン「オデッセイ」、スポーツ型多目的車(SUV)「CR- V」、そして02年型の「アキュラTL」。またカナダでも4万1685台 のリコールを発表した。

一方、国内では10日午前、普通乗用車の「インスパイア」と「セ イバー」、それにミニバン「ラグレイト」の3車種、4042台(2001年 5月-02年8月製造)のリコールを国土交通省に届けた。ホンダの広 報担当、前原英人氏はブルームバーグ・ニュースの取材に対し、国内 分のリコール対策費用は約2400万円だと説明した。

またホンダはメキシコや台湾などその他の地域でも1万3278台 を対象に、同様の措置を順次行っていくとしている。前原氏は日本以 外のリコール費用は明らかにしなかった。

エアバッグの不具合をめぐり、ホンダは08年11月に米国、カナ ダで4205台を対象にリコールを実施。さらに09年6月から7月にか けて米国、カナダ、日本などで、計51万150台のリコールを行った。 その後の調査で、一連の不具合の原因がガス発生剤の製造過程に問題 があったことが分かり、今回リコールの対象範囲を拡大した。これに より、エアバッグ関連のリコール台数は10車種、95万2118台になる。

不具合が見つかったエアバッグは、主に米国やカナダで生産した モデルに搭載された。一部、日本で生産したモデルもあるが、全てが 海外向けだったという。10日に国交省に届け出たリコール対象車のう ちインスパイア/セイバーは米国製、ラグレイドはカナダ製だった。 またリコール対象にシビックやアコードが含まれているが、日本で販 売されたものには別の部品が使われているため、問題はないとしてい る。

--取材協力:Alan Ohnsman  Editor:Keiichi Yamamura, Chiaki Mochizuki

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