曙ブレキ株続伸、利益増額と配当実施-アジア自動車回復

独立系ブレーキメーカーの曙ブレ ーキ工業株が前日比5.6%高の493円まで大幅続伸。日本やアジアで 自動車生産が回復基調にあり、同社が手掛けるブレーキ関連の需要も持 ち直している。今期(2010年3月期)の連結純利益は従来予想の3倍 に当たる15億円になる見通しと9日に発表。未定だった期末配当も5 円にするとし、収益環境の好転が評価されている。

地域別では、日本国内の売上高見通しを31億円、営業利益を9億 4000万円それぞれ増額修正、アジアは売上高を8億円、営業益を2億 6000万円引き上げた。日本ではエコカー減税効果などでブレーキ販売 が今下期から想定以上に回復、国内事業再編やコスト削減の進展も寄与 する。アジアは、中国やインドネシアで完成車メーカーからの受注増加 ピッチが上がっているという。

一方、北米事業の営業損失は前回予想よりも拡大する見通し。同社 広報室長の新井良夫氏は、回復が遅れている北米事業について「米国で 新車買い替え補助金制度の実施が期限切れとなり、先行き不透明感はあ るが、買収した独ロバート・ボッシュのブレーキ事業の収益向上に注力 し、来期の回復を目指す」と話した。

期末配当の実施方針を示したことに対しては、「従来計画を上回る 受注量を確保する中で、コスト構造改革にも一定のめどがつき、将来も 利益を創出できる体制が整ったため」と、新井氏は説明した。

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