米ディズニー10-12月期:市場予想上回る利益-TVなど好調

米メディア・娯楽大手ウォルト・デ ィズニーの2009年10-12月(第1四半期)決算は、利益がアナリス ト予想を上回った。テレビ事業が増収となり、テーマパークの業績も 安定した。

9日発表の資料によると、純利益は8億4400万ドル(1株当たり 44セント)。テレビ局売却益で業績が押し上げられた前年同期は8億 4500万ドル(同45セント)だった。売上高は前年同期比1.5%増の 97億4000万ドルとなり、ブルームバーグがまとめたアナリスト17人 の予想平均96億3000万ドルを上回った。

テーマパーク部門の売り上げは横ばい。値引きによる集客が観光 業全般の不振を乗り切るのに役立ったとみられる。消費者は引き続き 出費を抑制し、いったん入場しても食べ物や物品の購入を減らしてい る。スポーツ専門局ESPNを中心とするケーブルテレビ(CATV) 部門は視聴料や広告収入の増加に支えられ、売り上げと利益が伸びた。

ミラー・タバクのアナリスト、デービッド・ジョイス氏はインタ ビューで、「複数の分野が予想よりも著しく堅調だった」と指摘し、「テ ーマパークとリゾート、メディア、映画スタジオはすべて市場予想を 上回った」と述べた。

ディズニーの株価終値は29.84ドル。決算発表後の時間外取引で は一時、16セント高の30ドルとなった。昨年の騰落率はプラス42%。

第1四半期は一部項目を除いた1株利益が47セントと、ブルーム バーグがまとめたアナリスト18人の予想平均(38セント)を上回っ た。

CATV部門

部門別で見ると、ESPNを含むCATV部門の利益は前年同期 比5.2%増の5億4400万ドル。売上高は26億5000万ドルと、8.2% の増収だった。

ABCや地方の放送局を含む放送部門の利益は1億8000万ドル となり、前年同期から30%増えた。売上高は前年同期比4.8%増の15 億2000万ドル。

ジェイ・ラスロ最高財務責任者(CFO)は電話会見で、放送広 告料が昨年5月の契約と比べて30%上がったと説明した。

テーマパークの売り上げは26億6000万ドル。利益は前年同期比

1.8%減の3億7500万ドルだった。消費者製品部門の利益は8.3%減 の2億4300万ドル。売上高は3.5%減だった。

映画スタジオの利益は30%増の2億4300万ドル。売上高はほぼ 横ばいだった。国内DVD事業の経費節減が寄与したと指摘した。

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