経産省課長:4-6月粗鋼生産は2600万トン程度-アジア需要で

経済産業省製造産業局の小糸正樹・ 鉄鋼課長は、2010年度第1四半期(10年4-6月)の国内粗鋼生産見 通しについて、堅調なアジア需要などが支えとなり「2600万トン前後で 推移してもおかしくない」との見方を示した。5日、ブルームバーグ・ ニュースとのインタビューで答えた。

経産省が1日に発表した粗鋼需要見通しによると、10年1-3月期 は前四半期比0.5%増の2674万5000トンになる見込み。リーマンショ ック後の08年度第4四半期(09年1-3月)は1759万6000トンと、 四半期ベースで40年ぶりの低水準に落ち込んだものの、アジア市場へ の輸出の伸びが貢献し、回復しつつある。

小糸氏は、10年4-6月期も中国やインドなど新興国がけん引する 海外景気の回復が日本の輸出や生産を支えるとみている。国際通貨基金 (IMF)が、今年の世界経済の成長率見通しを上方修正していること などが根拠という。

もっとも、国内需要については、エコカー、エコ家電購入支援など の経済対策効果に支えられている部分が大きいとし「回復基調はまだま だ自立性に乏しい。今後の推移は慎重に見ていくべきだ」と指摘した。

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