UBS:09年赤字でボーナス返還条項発動-今年分252億円相当

スイスの銀行大手、UBSで は2009 年が通期の赤字となったことから、上級バンカーにボーナ スを返還させる条項が発動し、バンカーらは10年に付与される予定 だった3億スイス・フラン(約252億円)相当が受け取れないこと になった。同条項の発動は初めて。

同行は昨年、マネジングディレクターと執行役員、および役員に 9億スイス・フラン相当を10-12年の3年に均等に分けて支給す るプランを導入した。同行が9日に発表した2009年通期決算は27 億4000万スイス・フランの赤字だった。

オズワルド・グルーベル最高経営責任者(CEO)は9日付の従 業員あての文書で、「国際財務報告基準(IFRS)に基づいた 2009年の純損益が黒字という必須の条件が満たされなかった」と説 明した。

UBSなど政府の救済を受けた銀行の高額報酬には批判が強い。 グルーベルCEOは「銀行の給与とボーナスは政治的な影響を受ける とともに、かつてないほどの議論を呼ぶ問題になっている」とし、 「当行が報酬額の高い従業員に対する報酬の変動部分で、権利が後日 に発生する繰り延べ株式報酬の割合を増やしたのはこのためだ。この 決定は公平な報酬に加え、当行の長期的な業績と報酬の連動の実現に 役立つ」と説明した。

UBSが支払う2009年の現金ボーナスは29億スイス・フラン。 前年に比べ34%多いものの、より大きな部分について支払いを繰り 延べる決定によって減額されているという。ジョン・クライアン最高 財務責任者(CFO)が9日、記者団に語った。

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