米国:ローン残高が住宅評価額を上回る物件、引き続き2割以上

米国ではローンで購入した住宅 のうち昨年10-12月(第4四半期)時点で、引き続き2割以上でロ ーン残高が住宅の評価額を上回っている。インターネットで不動産関 連情報を提供する米ジロー・ドットコムが伝えた。住宅やマンション の差し押さえは過去最悪となっている。

シアトルに本社を置くジローが10日発表したリポートによれば、 住宅ローン残高が住宅の現在価値を上回っているのは21.4%。7-9 月(第3四半期)は21%、4-6月(第2四半期)は23%だった。 住宅1000戸のうち1戸超が金融機関に差し押さえられており、これ は同社の統計では2000年以降で最悪の割合。

ローン残高が住宅の評価額を超えた物件は、借り換えや物件の売 却が難しく、差し押さえとなる可能性が極めて大きい。ジローによれ ば、米国の住宅価値は10-12月期に前年同期比5%低下し、12四半 期連続でのマイナスとなった。

同社のチーフエコノミスト、スタン・ハンフリーズ氏は資料で、 「大半の市場で今後数カ月は住宅がさらに値下がりする可能性が高い が、今年半ばまでには全米で底を打つと見込んでいる」と指摘した。

ジローによれば、昨年12月は銀行が売り出した差し押さえ物件 が全米の住宅売り出しの2割を占めた。全米で売れた住宅のうちほぼ 29%が、売り手が購入時に支払った金額を下回る値段での売却だとい う。

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