米企業の社債保証コスト、低下-EUのギリシャ支援観測で

9日のクレジット・デフォルト・ス ワップ(CDS)市場では、米企業の社債保証コストがこの2カ月で 最も大幅に低下した。欧州連合(EU)が財政危機克服を目指すギリ シャを支援するとの観測が高まった。

フェニックス・パートナーズ・グループによれば、北米の投資適 格級企業125社で構成するマークイットCDX北米投資適格指数(シ リーズ13)のスプレッドは、4.25ベーシスポイント(bp、1bp=

0.01%)下げて102.75bp。CMAデータビジョンの調べでは、下げ 幅は昨年11月11日(4.8bp)以来で最大。スプレッド低下は投資家 心理の改善を示す。

同指数のスプレッドは8日まで3営業日連続で上昇していた。米 経済に安定の兆しが見られるものの、一部欧州諸国の財政赤字抑制が 難航するとの観測が広がった。この日のスプレッドの下げは、メルケ ル首相率いるドイツ連立政権の議員2人が、同国が他のユーロ圏諸国 の政府とギリシャの救済策を協議していると述べたことが影響した。

債券調査会社クレジットサイツ(ニュヨーク)のストラテジスト、 アティシュ・カコドカール氏は「ドイツがギリシャ救済に乗り出しそ うな状況が好材料とみなされており、それがCDSスプレッド改善の 理由だ」と指摘した。

CMAによると、ギリシャ政府債に関連するCDSスプレッドは 50bp低下し、370bpとなった。ポルトガル国債のCDSスプレッド は38.5bp下げて205bp。スペイン国債は23.5bp低下の150bp で終了した。

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