英国債:10年債下落、インフレ加速と供給増を警戒-一時3.99%

英国債市場では10年債国債が下 落。インフレ懸念の高まりを背景に過去最大規模の国債発行で英国 政府が買い手探しに苦慮するとの観測が広がった。

世界的な株高で安全とみなされる国債に対する需要が後退し、 10年債利回りは今月に入ってからの最高に近づいた。英国政府は この日、20億ポンド規模の国債入札を実施した。これは、10年3 月までの今会計年度の2251億ポンド規模の国債発行計画の一環。

クレディ・アグリコルCIBの債券ストラテジスト、ピータ ー・チャットウェル氏は、「国債供給がこの後の相場への重しとな るだろう」と述べ、「市場は若干慎重となる。住宅市場はそれほど 悪くなかったことから、データは全般に予想よりも上向きだった」 と語った。

英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)が9日発表した1月 の調査結果によると、住宅価格が上昇したとの回答は下落したとの 割合を32ポイント上回った。ブルームバーグがまとめたエコノミ スト予想では、27ポイント上回ると見込まれていた。

ロンドン時間午後3時45分現在、10年債利回りは前日比1ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の3.95%。一時は 1月28日以来の高水準となる3.99%を付けた。同国債(表面利 率4.5%、2019年3月償還)価格は0.06ポイント下げ104.15。 2年債利回りは1.19%と、前日から変わらずだった。

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