ポルトガル、国債発行へ銀行団を起用-財政危機打開を目指す

ポルトガル政府は国債発行に向 けて銀行団を起用した。財政赤字への懸念を背景にプレミアム(上 乗せ金利)は高めになる公算だ。

起債にかかわる銀行関係者2人によると、ポルトガルは10年 物ユーロ建て債を発行する計画。関係者が匿名を条件に述べたとこ ろによれば、英バークレイズ・キャピタルとポルトガルのエスピリ ート・サント銀行、仏クレディ・アグリコル・CIB、ソシエテ・ ジェネラル、米ゴールドマン・サックス・グループが起用された。

ポルトガルは国内総生産(GDP)比の財政赤字を3年で半分 以下に減らし、欧州連合(EU)の財政規律順守を目指す方針。欧 州委員会の予想では、ポルトガル政府債務は今年、GDP比で91% に達する見込みだ。

ウニクレディトの債券ストラテジスト、ジュゼッペ・マラフィ ノ 氏は「シンジケーションは安全な方法だ」とした上で、「プレミ アム(上乗せ金利)を払うことになるだろうが、ポルトガルは資金 を調達しなければならない。新規発行は良いことかもしれない」と 述べた。

10年物の既発債の価格は今年に入って急落し、利回りは63ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の4.68%に達した。 ドイツ債との利回り格差は156bp。過去10年の平均は30bpだ った。

ポルトガルが前回、銀行団を起用しシンジケーションによって 国債を発行したのは昨年8月。ブルームバーグのデータによれば、 前回はドル建て債を発行した。

To contact the editor responsible for this story: Paul Armstrong at Parmstrong10@bloomberg.net

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