トヨタの社債保証コスト上昇、ムーディーズが見直し-CDS取引

9日のクレジット・デフォルト・ス ワップ(CDS)市場では、トヨタ、キリンホールディングスに対する 保証コストが上昇した。

複数のトレーダーによると、トヨタの円建て5年物は、CMAデー タビジョン提供の8日のニューヨーク終値に比べて2.1ベーシスポイ ント(bp=0.01%)上昇して103bp、同ドル建て4年物は75bpで取 引された。米格付け会社のムーディーズは9日夕、トヨタの格付けAa 1を引き下げ方向で見直すと発表した。S&Pも5日、同社の格付けA Aを引き下げ方向での見直しを開始した。

ムーディーズでは、格付けの見直しについて、「トヨタの品質問題と リコール・自主改修の拡大により、トヨタ自動車のブランド、価格決定 力、主要市場での市場シェアが長期にわたり、影響を受けるおそれが出 てきたことによる」(発表資料)とし、ムーディーズが当初想定してい たよりも収益が弱含む可能性が出てきたという。

サントリーホールディングスとの経営統合を断念したキリンのC DSは5年物が50bpで取引が成立し、6.9bp上昇した。一方、同4 年物は 8.4bp低下して30bpで取引されている。

東京電力は55bp、57bp、58bp、60bp、65bpで複数回取引され、 前日終値に比べて24bp上昇している。東京ガスは20.5bp上昇して 50bp で取引された。また、北陸電力は50bp、55bp、北海道電力、九 州電力はともに60bpで取引された。

このほか、プロミスは11.3bp上昇して690bp、ソニーは3.8bp 上昇して80bpで取引が確認された。ソニーは3.8bp上昇して80bp で取引が確認できた。

日本ソブリンの5年物は88bp、87bp、88bpで取引され、前日比 で 2.7bp上昇している。また、同1年物は2.8bp上昇して22bpで 取引された。

一方、社債保証コストが低下した銘柄は、ブリヂストンの3年物で、

9.0bp低下で25bpで取引された。

日本の投資適格級発行体で構成するマークイットiTraxx日 本指数は157bp、158bp、156bp、152bpで取引が確認された。CM Aデータビジョンによると、8日のニューヨークでの終値は153.3bp だった。

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