HOYA株が午後急落し2カ月ぶり安値に、通期計画値も予想届かず

光学ガラス国内最大手のHOYA株 が午後の取引で急落した。主力のエレクトロオプティクス(EO)部 門の売上高の落ち込みや特別損失の増加などが響き、2009年4-12 月期の連結純利益は前年同期比51%減益となったため、業績への先行 きを不安視した売りが膨らんだ。

株価は午後1時の決算発表直後に下落に転じ、一時は前日比

5.3%安の2193円と2009年12月2日の2190円以来、約2カ月ぶりの 安値を付けた。

HOYAが発表した09年4-12月期決算によると、連結純利益 は260億円と前年同期の529億円から大きく減った。部門別の売上高 を見ると、EO部門は前年同期比25%減と大幅な落ち込み。同社の江 間賢二取締役によると、「リーマンショック以降、売上高、利益に影響 が出ている」と言う。

さらにペンタックス部門も同20%減で、「カメラ、内視鏡が減っ ている」と同氏。また子会社が08年12月、ドイツ連邦カルテル庁よ り異議告知書の受領したことに関連し、特別損失に10億円計上したこ とも連結純利益を押し下げた。

一方、今回初めて公表した今期(10年3月期)の連結純利益予想 は前期比39%増の350億円。前期は減損処理に伴う特別損失を計上し ていたが、今期はこの損失が消え、水準は押し上げられそう。ただ、 ブルームバーグ・データにあるアナリスト15人の予想平均値は388 億円だったため、この水準には届かなかったことになる。

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