サントリーの佐治社長:株式上場も選択肢、成長資金調達で

キリンホールディングスとの経営統 合交渉が決裂したサントリーホールディングスの佐治信忠社長は、株式 上場も1つの選択肢として今後の資金調達をする方針を示した。企業の 合併・買収(M&A)で大きな資金需要が発生する場合に検討する。

都内の決算発表会見で佐治社長は9日、海外企業との提携が収益拡 大に大事で、M&Aを活用する意向を示した。その際に発生する資金調 達の一手法として将来的に「株式上場についていろいろ考えないといけ ない。上場すれば資金調達への道が開ける」と述べた。現時点では具体 的に検討している訳ではないとも付け加えた。

ビール国内3位サントリーの今期(2010年12月期)連結売上高予 想は前期比12%増の1兆7430億円。上場が実現すれば大型案件になる。 主要ビール4社のうち非上場はサントリーだけ。サントリーはまた、3 年以内に売上高2兆円(うち海外5000億円)、利益率10%を目指す計 画も明らかにした。

企業財務のコンサルティング会社プライム・ジャパン・アドバイザ リーの竹田竜哉社長は、サントリーの株式上場について「海外では馴染 みがある優先株を使えば議決権の流出に悩むことなく資金調達が可能だ」 と述べ、キリンとの統合でない単独上場であれば資金調達の手段も多様 化すると話した。

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