世界の鉱山業界:社債発行が記録的高水準に-買収や事業拡張加速か

英アングロ・アメリカンやブラジル のヴァーレなど世界の鉱山会社が世界経済の持続的な景気回復に備え るなか、これらの企業の社債発行額が記録的な高水準に達し、買収や 事業拡張、資産買い戻しのための資金が増加している。

ブルームバーグのデータによると、鉱山会社のドル建て社債の発 行額は昨年333億ドル(約3兆円)と、10年ぶりの高水準となった。

借り入れコストの減少やキャッシュフローの急増、金属価格の上 昇により、世界の鉱山業界のM&A(企業の合併・買収)は2009年7 -12月(下期)に28%増加した。鉄鉱石供給で最大手のヴァーレは 09年に社債20億ドル相当を発行。先月には、米食品会社ブンゲがブ ラジルで保有する肥料関連資産を38億ドルで買収することに合意し た。

会計事務所プライスウォーターハウスクーパース(PwC)の世 界鉱業責任者、ティム・ゴールドスミス氏(メルボルン在勤)は「09 年と比較してM&Aは増殖期に入りつつある」と指摘。中国とインド は「資源確保を望んでおり、現実的に見て最良の方法は買収だ」と述 べた。

商品供給会社オーラム・インターナショナル(シンガポール)の サニー・バーギース最高経営責任者(CEO)は先月、今年は社債が 「大量」に発行されるとの見通しを示している。

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