英議員ら:EU排出権取引、規制強化と市場介入の必要性を呼び掛け

英議員らは8日発表した報告書で、 欧州は温暖化ガス排出抑制の強化や市場介入する権限を必要としている との見解を示した。キャップ・アンド・トレード方式は排出削減に向け た投資促進にはつながっていないと指摘した。

英議会の環境監査委員会の報告書によると、欧州連合(EU)の工 場や発電所に対する規制は緩過ぎ、その結果、二酸化炭素(CO2)排 出権価格が抑制されている。排出企業にとってクリーンエネルギー投資 の十分な動機付けになっていないという。

ブルームバーグ・ニュースが先月実施した調査によると、世界的リ セッション(景気後退)の影響で需要が減退したため、世界最大のEU の排出権取引システムでは2012年にかけての5年間、アローワンス(温 暖化ガスの排出量や発生源の生産量などに対して割り当てられる許可 証)が2.3%の供給過剰となる見通しだ。

同委員会は「EUの排出枠を減らすメカニズムは必須だ」と指摘。 EUの既存の抑制策は、景気後退や欧州域外の政策、英国で「CO2排 出量」削減が予想外に進むことにより効果がなくなってしまう可能性が あるとしている。同委員会は環境問題の顧問機関として1997年に議会 から任命された。

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