英政府、RBSとロイズの保有株を今後5年で売却も-委員会が報告書

英政府は公的資金を注入した英銀ロ イヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)とロイズ・バンキ ング・グループの保有株を今後5年で売却し、RBSは「2、3年後」 に政府の資産保証プログラムから脱却できる見通しだ。超党派の英議 員で構成される公会計委員会が9日公表した報告書で明らかになった。

英財務省当局者らの証言に基づく同報告書によると、当局はRB Sとロイズの2行の英政府保有株が売却された際に利益が出ると考え ている。民営化の「本当の成功」を判断する基準は銀行セクターの競 争が維持されるかどうか次第だという。

委員会の座長を務める野党保守党のエドワード・リー下院議員は 「英財務省の行動が最終的に納税者にどんな負担をもたらすのかは極 めて不透明だ。政府の試算はかなり多岐にわたっている」とし、「巨額 の資金が危機に直面しており、どれだけ良い価格で売却できるかが大 きな鍵を握っている」との見解を示した。

ブラウン英首相は2008年の米リーマン・ブラザーズ・ホールデ ィングスの経営破たんを発端とした金融危機時に取得した両行の株式 について、売却計画を公表していない。野党保守党の「影の財務相」 を務めるジョージ・オズボーン下院議員は先週、株売却の日程に言及 することを控えた。

英政府はRBS株84%を455億ポンド(約6兆3323億円)で、 ロイズ株43%を約205億ポンドでそれぞれ購入していた。

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