アルパイン株が急反発、カーナビ回復と経費圧縮で赤字縮小

カーナビゲーションなどを手掛ける アルパイン株が5営業日ぶりに急反発。前日比15%高の1126円とス トップ高(値幅制限の上限)を付ける場面があった。カーナビ受注の 回復や経費圧縮を背景に、今期(2010年3月期)の連結営業赤字が従 来予想から10億円縮小し、20億円になる見通しと8日に発表。収益 底入れ機運の高まりを受け、買いが膨らんでいる。

同社の前期BPS(1株当たり純資産)1375円から算出したPB R(株価純資産倍率)は、前日終値(976円)ベースで0.7倍。会社 解散価値を示す1倍を大きく下回り、見直されやすい水準でもあった。

野村証券の片山栄一アナリストは8日付の投資リポートで、アル パインの主力製品であるカーナビについて、「欧州高級車向けと国内市 販が好調」と指摘する。また、原価削減が計画以上に進み、利益も想 定以上に回復、「09年10-12月期の売上高営業利益率5.7%は四半期 の数字ではあるが、過去10年で最も利益率が高かった03年3月期の 水準を超えている」とした。

片山氏は、「黒字化に向けたコスト削減努力とそれを受けた結果は 株式市場からの信頼を勝ち取るのに十分」との認識を示した上で、P BRなどバリュエーション面で見た割安感も強いと強調。野村証では 投資判断「1(買い)」、目標株価1550円を従来通り据え置いた。

-- Editor:Shintaro Inkyo、Makiko Asai

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