NY連銀総裁:米金融システムは1年前よりはるかに良い状態

ニューヨーク連銀のダドリー総 裁は9日、中小の銀行が引き続き「大きな圧力」を受けているもの の、米国の金融システムは1年前に比べて「はるかに良い状況にあ る」との認識を明らかにした。

同総裁はオーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)での講 演原稿で、「こうした銀行の多くは商業用不動産へのエクスポージ ャーがより一層拡大している」と指摘。商業用不動産や消費者融資、 住宅ローンの貸し倒れは「当面」続く公算が大きいとの見方を示し た。商業用不動産価格は2006年以来、最大50%下落している。

FRB当局者は、米経済が前例のない刺激策の解除に耐えられる ほど十分強いかどうかを見極めようとしている。政策担当者らは前 回の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で政策金利であるフェデ ラルファンド(FF)金利の誘導目標をゼロから0.25%の範囲に据 え置いた。08年12月以来、この水準を維持している。

ダドリー総裁はRBAの50周年記念のシンポジウムで、「米金 融システムは1年前よりもずっと良い状況にある」とした上で、 「資本市場は主に一部の証券化市場を除いて、概して企業に門戸を 開いており、危機を乗り越えた主要証券会社は利益が急回復してい る」と説明した。

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