JVCKWHD株が安値:5年間の決算訂正、東証は監理銘柄

JVC・ケンウッド・ホールディン グス(HD)株が今年の日中安値を更新。前日比11%安の32円まで下 げて取引が始まった。値下がり率は東証1部トップ。連結子会社の日本 ビクターで不適切な会計処理が確認され、過去5年間の決算訂正を行う と前日に発表。訂正作業に伴い第3四半期の四半期報告書を期限の15 日までに提出できなくなったため、東証は同HD株を監理銘柄に指定し た。これを受け、売りが膨らんでいる。

同HDは1月、外部の専門家を含む調査委員会を設置して、ビクタ ーの欧州などでのリストラ損失処理の実態を調べると発表。同委の報告 を受け、8日に過年度決算訂正の実施を決めた。3月上旬をめどに決算 訂正と今期(10年3月期)の業績予想修正などを行う。

同HDはケンウッドと、パナソニックが子会社から外したビクター が08年10月に経営統合して発足した。8日公表した調査委の報告書に よると、ビクターは統合前から欧州などで韓国勢との価格競争激化など を背景に不適切な会計処理を実施していたと判明。この結果、同HDと ビクターはともに、05年3月期以降の訂正が必要となった。

発表資料によると、今回発覚した処理を実施した場合、05年3月 期から第2四半期(09年7-9月期)までにビクター関連で170億円 の処理が必要な計算。第2四半期ですでに76億円を一括処理したこと や、統合に伴うのれん代(営業権)の影響を踏まえれば、同HDとして は78億円の追加損失処理が必要になる見込みだ。

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