ブラックストーンやクアトロン氏が米IPO市場に復帰-今週は5社

米投資会社ブラックストーン・グル ープとフランク・クアトロン氏は今週、米国の新規株式公開(IPO) 市場に復帰する。今年に入って米国のIPO案件の半分が延期され、 株式相場が昨年7月以来最長の下げ局面を見せたが、ブルームバーグ 調査によると、今週は5件のIPOが予定されており、昨年9月以来 の活況となりそうだ。

ブラックストーンが75%を所有するプラスチック容器メーカー、 グラハム・パッケージングは企業価値をEBITDA(利払い・税 金・償却前利益)の9.21倍と見積もるIPOを実施する。これは同 業界の中央値を59%上回る水準だ。インターネット・ブーム期にハ イテク企業IPOの花形アドバイザーだったクアトロン氏が顧問を務 めるインターネット広告会社クインストリートは、利益との比較で業 界中央値のほぼ2倍の価格のIPOを予定している。

S&P500種株価指数が4週連続安を演じたことから、インペリア ル・キャピタルやフレンドファインダー・ネットワークスなどがIP Oを延期し、IPOを実施した4社も平均で23%IPO価格を引き 下げている。

YCMインターネットの最高投資ストラテジスト、マイケル・ヨシ カミ氏は「市場には不安感があり、リスクを取る姿勢は見当たらない ため、IPOは極めて難しい状況だ」と述べ、「こうした名立たる投 資会社や顧問でもIPO市場では抵抗に直面するだろう」と予想した。

グラハム・パッケージングはプライベート・エクイティ(PE、未 公開株)投資会社で世界最大のブラックストーンにとって今年初の米 国でのIPOとなる。クインストリートのIPOは、インターネッ ト・ブーム期にクレディ・スイス・ファースト・ボストン(CSFB) でテクノロジー・バンキング・グループを率いながら司法妨害の罪に 問われた経緯があるアルクアトロン氏(54)にとって、ウォール街復 帰を象徴するものとなる。

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