スティグリッツ教授:米英のデフォルト観測はばかげた考え

ノーベル経済学賞受賞者である米コ ロンビア大学のジョゼフ・スティグリッツ教授は8日、米国と英国が デフォルト(債務不履行)に陥るとの観測は、金融市場で作られた「ば かげた」考えだと述べた。

スティグリッツ教授はロンドン・スクール・オブ・エコノミクス での講演後の質疑応答で、両国は最上級の「AAA」格付けを維持す るのに値するとの認識を示し、「特に米国はデフォルトの可能性は非常 に小さい。返済のために紙幣を増刷するからだ」と指摘。「デフォルト 観測は非常にばかげたものであり、金融市場の愚かさをさらに示すも のだ」と語った。

ガイトナー米財務長官は今週、米国債とドルが危機時に需要が高 まるのは米国への「基本的な信頼感」の表れであり、これが同国の最 上級格付けの盾になるとの見解を示した。米格付け会社ムーディー ズ・インベスターズ・サービスは財政赤字削減のための追加策が講じ られなければ、米国債の格付けに下押し圧力がかかる恐れがあるとの 見解を示しているが、スティグリッツ教授は今の米経済には追加刺激 策が必要だと述べた。

同教授は「今必要なのは刺激策の第2弾だ」と述べ、過剰な負債 を抱える住宅所有者の支援に向けた措置を提案。「そうしなければ、重 い負債が米経済を押し下げる」との見方を示した。

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