ブラジル大手行、利上げ時期の見通しを繰り上げ-来月にも実施と予想

ブラジルの銀行大手が利上げ時 期の見通しを繰り上げている。景気回復に伴うインフレ加速懸念が 強まるなか、来月にも実施されるとみている。

スペイン最大の銀行、サンタンデール銀行のブラジル部門は先 週、ブラジル中央銀行が利上げに転じる時期の見通しについて、従 来予想の4月28日から3月17日に修正。ブラジル最大手のイタ ウ・ウニバンコ・ホールディングも先週、中銀のインフレ抑制姿勢 が直近の政策決定会合の議事録で確認されたことを理由に、3月利 上げの「可能性が高まった」と指摘した。

サンタンデールのブラジル担当主任エコノミストで元ブラジル 中銀政策委員会メンバーのアレシャンドレ・シュワルツマン氏は、 サンパウロから電話インタビューに応じ「後手に回るよりは、イン フレ予想がまだ落ち着いている比較的早い時期に利上げする方が得 策だ」と指摘。同氏は、2008年9月以来となる利上げで、政策金 利は0.5ポイント引き上げられて9.25%になると予想している。

ブルームバーグがエコノミストを対象にまとめた予想調査によ ると、中南米地域で世界的なリセッション(景気後退)からの回復 を昨年主導したブラジルは、域内主要経済国で最初に利上げを実施 するとみられている。

債券ファンド最大手、米パシフィック・インベストメント・マ ネジメント(PIMCO)の新興市場共同責任者マイケル・ゴメス 氏は4日、モスクワでのインタビューで、ブラジル中銀がインフレ 抑制の構えを鮮明にしていることなどを理由に、「大半の先進7カ 国(G7)」の債券よりブラジル債に投資する方が好ましいとの見 方を示した。

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