米社債保証コスト、3カ月ぶり高水準-リスク波及の懸念で

8日のクレジット・デフォルト・ス ワップ(CDS)市場では、米企業の社債保証コストが過去3カ月で 最高の水準に上昇。欧州の一部諸国の財政赤字拡大で生じた国債に対 するリスクが、他の資産に波及しかねないとの懸念が広がった。

フェニックス・パートナーズ・グループによれば、北米の投資適 格級企業125社で構成するマークイットCDX北米投資適格指数(シ リーズ13)のスプレッドは、5.25ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)上昇の107bp。CMAデータビジョンの調べでは、これ は昨年11月3日(107.02bp)以来の高水準。スプレッド上昇は投 資家心理の悪化を示す。

同指数のスプレッドは3日連続で上昇している。2009年10-12 月(第4四半期)の企業売上高が増加し、米経済は安定しつつあるも のの、欧州各国政府が財政赤字を減らすための歳出削減に苦しむとの 懸念が高まった。ギリシャでは歳出削減に反対する動きが広がりつつ あり、教員や病院職員、税務署員など60万人の公務員が10日に24 時間ストを予定している。

ジャニー・モンゴメリー・スコットの主任債券ストラテジスト兼 エコノミストのガイ・リーバス氏は電子メールで、「影響の波及は外部 の介入によってのみ止めることができるという様相が強まっているよ うだ」と指摘。「労働争議がギリシャ政府の赤字抑制に対する信認に制 限を加えており、いったんこうした状況に陥れば、信認回復には欧州 中央銀行(ECB)や欧州連合(EU)といった外部の組織が必要に なる」との見方を示した。

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