英国債:下落、インフレ懸念が台頭-10年債利回り3.95%

英国債相場は下落。イングランド銀 行(英中央銀行)が今週発表する報告でインフレ率が中銀目標を上回る 水準にとどまったことを示すとの見方を背景に、英国が過去最大規模の 国債発行で買い手探しに苦慮するとの懸念が強まった。

10年債利回りは月初来の最高となった。昨年12月のインフレ率 が1997年の統計開始以来で最高なった後で、エコノミストらは1月 にインフレがさらに加速したと見込んでいる。英国は9日に2034年 償還の国債を20億ポンド入札する。イングランド銀は先週、資産買い 取りプログラムを休止した。

RBCキャピタル・マーケッツの債券ストラテジスト、リチャー ド・マクガイアー氏(ロンドン在勤)は「多数の市場関係者がインフ レに対する懸念を募らせている」と述べ、相場下落については「イン グラン銀が量的緩和で一線を画したことからそれほど驚きではない。 少なくとも現時点では、市場はやや好ましくない供給面での問題にさ らされている」と付け加えた。

ロンドン時間午後4時45分現在、10年債利回りは前週末比7 ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の3.95%。同国債 (表面利率4.5%、2019年3月償還)価格は0.52ポイント下げ

104.18。2年債利回りは1.19%と、前週末から6bp上昇した。

イングランド銀は四半期物価報告を10日に発表する。英政府統 計局(ONS)が先月19日発表した12月のインフレ率は2.9%だ った。5日発表の生産者物価指数統計では、1月の生産者水準での出 荷価格が前年同月比で08年以来最大の上昇となった。

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