欧州債:ギリシャとポルトガル債下落-独10年債とのスプレッド拡大

欧州債市場ではギリシャ国債相 場が下落。ドイツ国債に対するプレミアム(上乗せ利回り)は月初 来で最大に拡大した。ギリシャで計画されているストライキが同国 政府の財政赤字削減への取り組みに打撃を与えるとの懸念が強まっ たことが背景にある。

ポルトガル10年債も下落。ドイツ10年債とのスプレッド(利 回り格差)は拡大し、昨年3月以来の最大となった。24日に予定さ れているギリシャ民間労組のストに対し、同国の公務員労組も加わ る可能性があることを明らかにした。

パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO) の共同最高投資責任者(CIO)、モハメド・エルエリアン氏はギ リシャが財政赤字削減に取り組む上で、国外の支援が必要だと語っ た。

INGグループの投資適格級債券ストラテジー責任者、パドラ イク・ガービー氏(アムステルダム在勤)は、「引き続き不透明感 があり、国債市場では透明性が求められている」と述べ、「ギリシ 債への買い意欲はほとんどみられない」と付け加えた。

ロンドン時間午後4時21分現在、ギリシャ10年債利回りは前 週末比14ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し6.75%。 独10年債とのスプレッドは10bp拡大し361bpとなった。ギリシ ャ2年債利回りは28bp上昇の6.64%と、終値ベースでの上げ幅は 先月28日以降で最大。

ポルトガル10年債利回りは4bp上げ4.75%。ドイツ10年債 に対するプレミアムは1bp拡大し162bpと、昨年3月13日以降 の最大を記録。

一方、独10年債利回りは3bp上昇し3.15%。同国債(表面利 率3.25%、2020年1月償還)価格は0.24ポイント下げ100.85。同利 回りは5日に3.1%まで下げ、昨年10月8日以来の最低を付けてい た。

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