小糸工業製の座席使用したエアバス機、欧州安全当局は昨年納入禁止に

欧州航空機メーカーのエアバス は昨年9月以降、欧州の航空安全当局から小糸工業製の座席を使用 した旅客機の納入を禁じられている。

欧州航空安全庁(EASA)の広報担当ダニエル・ホルトゲン 氏は、小糸工業に対する生産組織としてのEASA承認が昨年取り 消されたと述べた。同社が信頼のおける製造業者ではなくなった上、 欧州の顧客と十分な情報を共有しなかったためという。

ホルトゲン氏は8日の電話インタビューで、「生産組織の承認 取り消しは、私に言わせれば緊急措置だった」と語った。

国土交通省は8日、小糸工業に対して、業務改善勧告を行った と発表した。航空機座席の製造過程で、適正な手続きによらない設 計変更や検査記録などの改ざん・ねつ造などの不正行為があったと している。90年代半ば以降の不正行為の判明分で、エアバスや米ボ ーイングが製造し、32の航空会社で使用されている約1000機に提 供し、最大で15万席分に達するという。

ホルトゲン氏によれば、今回のEASAの決定は、欧州域外の 航路で使用されているものも含め、エアバス社製のすべての航空機 が対象となっている。

エアバスの広報担当ステファン・シャフラス氏は、同社として は昨年、禁止措置により納入計画に直接の影響を受ける顧客に通知 したと説明。現在、代替案について協議を進めているという。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE