中国の利上げは6月より後に、景気回復なお不安定-人民銀の戴前総裁

中国人民銀行(中央銀行)の前 総裁で、現在は中国全国社会保障基金理事会の理事長を務める戴相 龍氏は、同国の景気回復が「堅固でない」ことを理由に、中国はイ ンフレ対策で政策金利を6月より前に引き上げることはないとの見 解を示した。

電子メールで配布された講演テキストによると、戴理事長はニ ューデリーで開催されたDSPメリルリンチ・インディア投資家会 議で、「資産バブルの防止とインフレ期待の抑制で、中国が2010年 に利上げする可能性はある。だが、実体経済の回復の土台が堅固で ないため、1-6月(上期)に利上げする可能性は低い」と語った。

同理事長は「中国の金融政策の主たる目的は通貨価値の安定を 維持することであり、これを通じた景気拡大の促進だ」と述べ、 8%の経済成長率の達成と、インフレ率を3%前後に維持すること を目指し、中国は「緩和的な金融政策を堅持する」との見方を示し た。

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