グローバル・ストックマーケット・サマリー【アジア・太平洋編】

アジア・オセアニア各株式市場の 動きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式相場は3営業日続落し、指標のハンセン指数が5カ月ぶ り安値で引けた。中国が経済成長を抑制する措置を取るとの懸念がく すぶり続けているほか、金属相場安で資源株が売られた。

アルミニウム生産で中国最大手の中国アルミ(チャルコ、2600 HK)は2%安。6品目で構成するロンドン金属取引所(LME)の 指数は5日、2.5%安と3日連続で下落した。

時価総額で中国最大の銀行、中国工商銀行(ICBC、1398 HK)は1.8%安。中国建設省傘下の不動産会社、中国海外発展(688 HK)は1.1%安下げた。中国国有の複合企業、華潤創業(チャイ ナ・リソーシズ・エンタープライズ、291 HK)は2.3%下落。

沖合石油探査で中国最大手の中国海洋石油(Cnooc、883 HK)は1.7%安。英石油・ガス探査会社タローオイルが保有するウ ガンダの鉱区権益を最大25億ドル(約2200億円)で取得する計画 との英紙報道が嫌気された。

ハンセン指数は前週末比114.19ポイント(0.6%)安の

19550.89と、昨年9月2日以来の安値で終了した。ハンセン中国企 業株(H株)指数は同1.3%安の10989.19と、同年7月16日以来 の安値引け。

【中国株式市況】

中国株式市場では、上海総合指数が下落。融資基準の厳格化で 不動産需要が抑制されるとの懸念から不動産関連株が下げた。一方、 春節(旧正月)の連休を前に消費関連株は上昇した。

時価総額で中国2位の不動産開発会社、保利房地産集団 (600048 CH)は2.3%安、金地集団(600383 CH)は1.6%値下 がりした。中国工商銀行(ICBC)が今年の新規融資を制限する方 針と伝えた中国紙、金融時報(オンライン版)の報道が嫌気された。 中国石油化工(Sinopec、600028 CH)は1%下げた。

一方、時価総額で家電小売り中国最大手の蘇寧電器(002024 CH)は2.9%高、花火メーカーの熊猫煙花集団(600599 CH)は

6.6%値上がりした。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動 している上海総合指数は、前週末比4.23ポイント(0.1%)安の

2935.17で終了。中国政府が景気過熱を抑制するため利上げや融資 制限を行うとの懸念から、同指数は年初来で10%下落している。上 海、深セン両証取のA株に連動しているCSI300指数は前週末比

0.1%安の3150.99。

HSBC晋信基金管理で資産運用に携わる閻冀氏(上海在勤)は 「市場にとっては政策リスクがなお最大の懸念材料だ。春節後に預金 準備率や金利引き上げなどの措置が取られるかもしれない」と指摘。 「春節を前に投資家の売買意欲は衰えており、今週は商いが薄くな る」と語った。

【インド株式市況】

インド株式相場はもみ合いの末、前週末からほぼ変わらずで引け た。投資家は欧州各国の財政赤字が世界景気の回復を妨げるリスクを 見極めようとしている。

インド最大のエンジニアリング会社、ラーセン・アンド・トゥブ ロは1%上昇。日用品で国内最大手のヒンドゥスタン・ユニリーバは 4カ月ぶり大幅高となった。一方、ソフトウエアサービス関連でイン ド3位のウィプロは1.8%下げた。

ボンベイ証券取引所のセンセックス株価指数は前週末比19.96 ポイント(0.1%)高の15935.61で終了。この日の取引は方向感の ない展開に終始した。同指数の先月6日からの下落率は10%に達し、 調整局面に入っている。

ラーセン(LT IN)終値は1444.45ルピー。ヒンドゥスタン (HUVR IN)は2.4%高の236.50ルピーと、昨年10月8日以降で 最大の値上がり。ウィプロ(WPRO IN)は636.20ルピーで終了。

【オーストラリア株式市況】

ASX200指数は前週末比7.3ポイント(0.2%)高の

4521.4。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前週末比14.33ポイント(0.9%)安の

1552.79。

【台湾株式市況】

加権指数は前週末比3.01ポイント高の7215.88。

【シンガポール株式市況】

ST指数は前週末比10.06ポイント(0.4%)高の2693.62。

【マレーシア株式市況】

FTSEブルサマレーシアKLCI指数は前週末比12.68ポイ ント(1%)安の1235.22。

【タイ株式市況】

SET指数は前週末比3.32ポイント(0.5%)安の688.09。

【インドネシア株式市況】

ジャカルタ総合指数は前週末比43.40ポイント(1.7%)安の

2475.57。

【フィリピン株式市況】

フィリピン総合指数は前週末比9.04ポイント(0.3%)安の

2846.60。

Editor: Akiyo Kinoshita

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