【注目株】原発関連、自動車、三井住友、JCOM、シャープ、近鉄

9日の材料銘柄は以下の通り。

東芝(6502)、三菱重工業(7011)など:ベトナムで計画されてい る東南アジア初の原子力発電所建設プロジェクトで、同国政府は第1 期工事(原発2期)をロシアの国営原子力企業ロスアトムに発注する 方針を固めた、と9日付日本経済新聞朝刊が報じた。官民一体で受注 を狙っていた日本勢だが、昨年末にアラブ首長国連邦(UAE)アブ ダビ首長国の原発プロジェクトに続き、再び敗退したとしている。

自動車:ホンダ(7267)の北條陽一取締役はトヨタ自動車の大規 模リコール(無料の回収・修理)の波紋が自動車業界に広く波及し、 自動車の品質や安全性に関する消費者の信頼に悪影響を与える可能性 があると指摘したと、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ、 オンライン版)が8日に報道。また、トヨタは事態の沈静化を図るた め、豊田章男社長の渡米を検討、と毎日新聞朝刊が9日報じている。

三井住友フィナンシャルグループ(8316):2009年第3四半期(4 -12月)累計の連結純利益は前年同期比で約3倍の2478億円となっ た。日興コーディアル証券、オリックス・クレジット買収による連結 効果や再建支援していた三洋電機株の売却益が寄与したほか、与信関 係費用の減少も利益を押し上げた。通期見通しは2200億円を据え置い たが、それに対する達成率は100%を上回った。

ジュピターテレコム(4817、JCOM):住友商事(8053)がケー ブルテレビ国内最大手のJCOMに対する持ち株比率を3分の1超に 引き上げるため、株式公開買い付け(TOB)を実施する方向で最終 調整に入った、と9日付読売新聞朝刊が報じた。

キヤノン(7751):キヤノンファインテック(6421)を株式交換で 完全子会社化すると発表した。キヤノンFT1株に対してキヤノン

0.38株を割り当てる。株式交換は5月1日付で実施する。これにより 東京証券取引所に上場しているキヤノンFT株は上場廃止となる予定。

シャープ(6753):韓国サムスン電子との間で続いていた液晶モジ ュールに関する特許侵害訴訟で、5日に和解したと発表した。この和 解で、全世界の液晶パネルや液晶モジュールに関する特許について、 両社が相互に利用することが可能になった。

近鉄日本鉄道(9041):10年3月期の業績予想を下方修正した。 連結最終利益は従来予想比55%減の50億円の見通しになった。前期 実績は161億万円。国内景気の低迷の影響を受けているほか、連結子 会社の過年度の不適切な経理処理の修正で特別損失を計上した。

ダイキン工業(6367):需要の減退に加え、為替相場が想定より円 高に振れた影響から、第3四半期(4-12月)累計の連結営業利益は 前年同期比48%減の367億円となった。通期計画(400億円)に対す る進ちょく率は92%。

アイフル(8515):クレジット・デフォルト・スワップ(CDS) の清算にかかわる入札は3月18日に実施される。国際スワップ・デリ バティブ協会(ISDA)のウェブサイトに掲載された資料で明らか になった。

パナソニック(6752):世界の特許出願状況をまとめた国連の報告 書によると、09年に最も多くの国際特許を出願した企業はパナソニッ クだった、と9日付毎日新聞朝刊が報道。パナソニクは昨年首位の中 国最大の電話機器メーカー、華為技術から首位を奪還した。パナソニ クの出願件数は1891件、前年比で162件増加した。華為は前年比110 件増の1847件だった。

戸田工業(4100):連結子会社の戸田アメリカと、米エネルギー省 が総額3500万ドル(約32億円)の助成金交付契約を締結したと発表 した。これにより、同社はミシガン州にリチウム電池の正極材料の新 工場を建設するとしている。

JVC・ケンウッド・ホールディングス(6632):過年度決算の訂 正を行う方針を決定した。連結子会社日本ビクターでは、05年3月期 から今期第2四半期までの損失が約170億円となる。この結果、JV CKWHDの影響額は、のれんを一括処理するとした場合約154億円 となり、第2四半期で損失計上した76億円に比べると約78億円の増 加。東証は8日付で同社株を「監理銘柄(確認中)」に指定した。

ニッパツ(5991):10年3月期の連結営業利益は従来予想比18% 増の160億円の見通しになったと発表。前期実績は105億円。需要が 回復したほか、収益改善努力も奏功した。

フジクラ(5803):中国や北米での自動車電装分野の回復と、大幅 コスト削減により、10年3月期の業績予想を上方修正した。連結営業 利益は従来予想比25%増の175億円の見通しになった。

三菱マテリアル(5711):セメントや半導体需要の低迷、銅価格の 下落、為替相場の想定以上の円高傾向を受け、第3四半期(4-12月) の連結営業利益は前年同期比96%減の19億8000万円になった。通期 計画に対する進ちょく率は50%にとどまる。

アサヒビール(2502):10年12月期の連結純利益は前期比9.2% 増の520億円を計画した。ビール事業の売上高は9715億円と同1.4% 減を予想するが、原材料・販売促進費の削減や生産効率化で利益を膨 らませる。

第一カッター興業(1716):公共工事の低迷、民間設備投資の抑制 の影響から、10年6月期の業績予想を下方修正した。連結営業利益は 従来予想比35%減の3億4800万円の見通しになった。

オリックス(8591):持分法適用会社の大京(8840)の新株式発行 に伴うみなし売却益を第4四半期(1-3月)に約40億円計上する見 通しとなったと発表した。ただ、通期業績計画には変更はないという。

ハーモニック・ドライブ・システムズ(6324):10年3月期の連 結営業利益は従来予想比7.8倍の7億8000万円の見通しになったと発 表。在庫調整の進展やアジア地域での設備投資の増加を受け、産業用 ロボット向けなどが好調に推移した。同社は精密制御減速装置などを 手がける。

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