アジアの「リスクは比較的低い」、欧州国債の信認悪化でも-CIMB

欧州の国債への信認が悪化する なか、アジアは財政状態がより良好であることから、そうした問題 が波及する「リスクは比較的低い」とみられる。マレーシア2位の 銀行グループ、CIMBインベストメント・バンクが指摘した。

リー・ヘン・グイエ氏率いるCIMBのエコノミストらは、8 日付のリポートで、アジアの政府は主に国内市場を利用して財政赤 字を賄っており、債務水準は依然として維持可能な限度内で、対処 が可能だと指摘。さらに、最近のアジア地域の債券保証コスト上昇 は一時的なものだとの見方を示した。

ギリシャやポルトガル、スペインの財政赤字問題への投資家の 懸念を背景に、3カ国の債券保証コストは先週、過去最高を更新し た。米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは2日、 米政府債の格付けについて、財政赤字削減に向けた追加措置が取ら れなければ、引き下げ圧力にさらされることになると指摘した。

CIMBは「国債への信認悪化がアジアに波及するとの懸念は、 同地域の力強い経済・金融の基盤により緩和されている」と分析。 「アジアの巧みに運営された金融政策の慎重さと健全なマクロ経済 運営を考慮に入れれば、国際格付け会社が域内の国債の潜在的リス クに関する懸念を急に示すとは思わない」と説明した。

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