JVCKWHD:過去5年の決算を訂正、東証は監理銘柄に

JVC・ケンウッド・ホールディン グス(HD)は8日、連結子会社の日本ビクターでの不適切な会計処理 を確認し、過去5年間の決算訂正を行うと発表した。訂正作業の実施に 伴い、第3四半期(09年10-12月)の四半期報告書を金融商品取引法 上の期限である15日までに提出できないことになったため、東証は上 場規則に基づいて同HD株を監理銘柄に指定した。

同HDは1月、外部の専門家を含む調査委員会を設置して、ビクタ ーの欧州などでのリストラ損失処理の実態を調べると発表。同委の報告 を受け、8日に過年度決算訂正の実施を決めた。3月上旬をめどに決算 訂正と今期(10年3月期)の業績予想修正などを行う。

同HDはケンウッドと、パナソニックが子会社から外したビクター が08年10月に経営統合して発足した。8日公表した調査委の報告書に よると、ビクターは統合前から欧州などで韓国勢との価格競争激化など を背景に不適切な会計処理を実施していたと判明。この結果、同HDと ビクターはともに、05年3月期以降の訂正が必要となった。

発表資料によると、今回発覚した処理を実施した場合、05年3月 期から第2四半期(09年7-9月期)までにビクター関連で170億円 の処理が必要な計算。第2四半期ですでに76億円を一括処理したこと や、統合に伴うのれん代(営業権)の影響を踏まえれば、同HDとして は78億円の追加損失処理が必要になる見込みだ。

8日の同HD株価終値は、前週末比変わらずの36円。損失処理の 再検討発表直前である1月4日の終値44円との比較では、18%下落し ている。

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