米ブラックロックは勝ち組、レッグ・メイソンは出遅れ-新規資金獲得

米資産運用会社のブラックロックと フランクリン・リソーシズは金融危機時の資金流出を抑さえながら、 昨年は株式公開する運用会社の中で最大の新規資金を獲得した。一方、 危機の影響でレッグ・メイソンとアライアンス・バーンスタイン・ホ ールディングスは顧客離れに見舞われた。

昨年12月にバークレイズ・グローバル・インベスターズを買収 し、資産運用会社で世界最大手に浮上したブラックロックは、運用資 産が320億ドル(約2兆8600億円)の純増だった。フランクリンは 270億ドル、Tロウ・プライス・グループは230億ドルそれぞれ増え た。レッグ・メイソンは最大の資金流出となり、1150億ドルの純減 だった。

レッグ・メイソンの運用資産は3年前まではブラックロックとほ ぼ同じだったが、現在は5分の1にとどまる。同社の著名運用担当者 ビル・ミラー氏のファンドなどの成績不振や一部のマネー・マーケッ ト・ファンド(MMF)の救済が響いた。ブラックロックとフランク リン、Tロウは安定運用の評判を維持しており、投資家が債券の安全 性を求めたことも3社に恩恵をもたらした。ブラックロックはバーク レイズ・グローバル買収でインデックス・ファンドを拡充。Tロウは 退職者向けファンドで顧客を獲得した。

スタイフェル・ニコラウスのアナリスト、ジェフリー・ホプソン 氏はインタビューで「勝ち組と出遅れ組に分離する状況が続くと予想 される」と述べ、「Tロウ・プライスとブラックロックは勝ち組の一角 だ」と指摘した。

S&P500種株価指数の資産運用会社・カストディ銀行株指数の 昨年のリターンはプラス27%と、08年のマイナス約50%から改善し た。フランクリンは08年のマイナス44%からプラス72%に急回復。 ブラックロックはプラス77%だった。一方、レッグ・メイソンはプラ ス41%(08年はマイナス69%)だった。

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