アサヒ:社長に泉谷専務が昇格、5カ年中計で経営体制一新

今期(2010年12月期)で10期連続 最高益を予想しているアサヒビールは、泉谷直木専務(61)が社長兼C OO(最高執行責任者)に昇格する人事を内定した。経営体制を一新し て、今年からの5カ年中期計画を進める。

東証で8日開示した資料によると荻田伍社長社長兼COOは会長兼 CEO(最高経営責任者)、池田弘一会長兼CEOは相談役に就く。ま た、本山和夫専務が副社長に昇格する。いずれも3月26日開催予定の 株主総会とその後の取締役会を経て就任する。

アサヒは昨年12月1日、2010年から2015年までの長期ビジョンを 策定した。2015年に売上高を2兆-2.5兆円に引き上げてグローバル食 品企業の地位を獲得する。新たな経営陣でこの中計に取り組む。この日 発表した今期収益予想は純利益で520億円、売上高で1兆5000億円。

都内で会見した泉谷次期社長は「長期ビジョンを達成して世界の食 品企業でトップ10を目指す」と述べた。ライバルのキリンとサントリ ーの統合交渉決裂については、他社のことだと前置きした上で、「どこ と組むかよりもアサヒとしての課題をやり遂げる」との方針を示した。

●泉谷直木(いずみや・なおき)氏の略歴:1948年京都府生まれ。72 年に京都産業大学卒業、アサヒ入社。95年広報部長、2000年執行役員、 2003年取締役、2004年常務、2009年専務、2010年3月に社長就任予定

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