豪州、大口預金の政府保証を3月末終了-予算相は景気不安定と指摘

オーストラリア政府は世界的な金 融危機以降、銀行を支えるために行ってきた大口預金と資金調達に 対する保証を終了する。景気全般に依然として「脆弱(ぜいじゃく) さ」が残る中での実施となる。

スワン財務相は電子メールの報道発表で、金融監督当局で構成 する審議会の助言を受けて、3月31日に保証措置を終了することを 明らかにした。保証解除は豪金融機関が信用危機の影響から回復し ていることを示している。同相によると、上限100万豪ドル(約7750 万円)までの預金は引き続き保証の対象となる。

同相は金融機関の資金調達状況はかなり改善し、保証はもう必 要ないとして、発表文で「金融監督当局からは、保証を撤回しても 銀行部門の調達コストに重大な影響は及ばないとの明確な助言を受 けている」 と述べた。新たに発行される州政府債への保証は今年末 に終了するとして、「州政府が無保証債の発行という新たな枠組みで 流動性を確保するために、保証の終了時期を長めにする必要がある」 と説明した。

タナー予算・規制緩和相は、景気が依然として「不安定」な時 期に保証が終了すると指摘。豪テレビ局ネットワーク・テンが7日 放映した番組「ミート・ザ・プレス」で、今年はさらに景気刺激策 が必要になるとの見方を示し、世界的な金融危機の間に積み上がっ た長期債務は深刻な問題だと述べた。

同相はまた、「長期債務の問題は深刻だ。世界的な金融危機が招 いたもので、 歳入に大きな穴をあけている。豪景気が予想よりも好 調だったため、当初予想していたほど大きくなかっただけだ」と述 べた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE