長谷川香株が反発、収益性改善と中国伸び業績安定-第1四半期増益

香料大手の長谷川香料株が一時、前 日比2.4%高の1268円と反発。国内フルーツ加工品の販売が2009年 末に底打ちしたほか、中国子会社の収益も順調に伸びており、安定的 な業績拡大を期待した買いが優勢となった。

同社が5日の取引終了後に公表した第1四半期(09年10-12月) 連結決算によると、売上高は前年同期比1.5%増の102億円、営業利 益は同6.9%増の4億500万円で、営業利益率は4%と前年同期から

0.2ポイント向上した。製品構成の変化などで粗利益率が0.8ポイン ト改善、在庫評価損の一巡なども寄与した。

独立系調査会社ティー・アイ・ダヴリュの高橋俊郎シニアアナリ ストは、「相手先企業や分野にこだわることなく、細かく受注を重ねる マルチ戦略が競争力を高めている。中国子会社の収益も伸び、今後も 安定的に業績は拡大する」との見方を示した。株価純資産倍率(PB R)0.9倍の現状株価については、「割安感が残っており、当面はPB R1倍の1370円をにらんだ展開」を予想していた。

また、長谷川香は5日、資本効率の改善などを目的に同社筆頭株 主の長谷川藤太郎商店が売却を希望する一部株式を同社が公開買い付 け(TOB)で取得するとも発表。TOBの対象は発行済み株式総数 の4.11%に相当する175万4000株。TOB価格は1株=1140円で、 取得総額は20億円になる見込み。TOB期間は今月8日から来月8日 までの約1カ月間。これに伴い、長谷川藤太郎商店の持ち株比率は現 在の41.15%から37.04%に下がる予定だ。

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