ヨロズ株11カ月ぶり上昇率、生産拠点集約で収益力回復

自動車向けサスペンションに強みを 持つヨロズ株が一時、11カ月ぶりの上昇率を記録した。生産拠点の集 約化などを通じたコスト削減効果で、今期(2010年3月期)業績予想 を前週末に上方修正しており、収益力回復を評価する買いが膨らんだ。

同社株は一時前週末比10%高の1280円まで上げ幅を拡大、09年 3月5日に記録した12%以来の上昇率を記録した。

同社が5日に発表した今期業績予想の修正によると、連結純利益 は14億7000万円と、従来計画を8億3000万円上回る見通し。同社に よると、政府が実施するエコカー減税の恩恵で国内の新車販売台数が 伸びていることが背景だ。中国では日産自動車向けが好調、米国では 生産拠点の集約化が寄与する。効率的な生産体制や合理化策も奏功し ている、と説明している。

野村証券では5日付で、ヨロズ株の目標株価を従来の1100円から 1300 円に引き上げた。担当の荒川祐一アナリストは投資家向けメモで、 「合理化効果の積み上げと足元の日産の生産回復を考慮」し、今期業 績予想を見直した。今期純利益予想は12億円から16億円に変更、業 績のさらなる上積みが期待できるとしている。

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