パナソニック株が8カ月ぶり下落率、テレビ赤字と三洋負担

プラズマテレビ世界最大手のパナソ ニック株が一時前営業日比5.6%安の1314円と大幅続落、日中下落率 は昨年5月18日の8.8%以来、8カ月半ぶりの大きさを記録した。10 -12月期にテレビ事業が100億円を超える赤字に陥ったことや、三洋 電機の連結化に伴い無形固定資産の償却が毎年450億円、10年間にわ たり発生することがネガティブに受け止められたようだ。

バークレイズ・キャピタル証券の藤森裕司アナリストは「10-12 月期のパナソニックのテレビ事業は100億円を超える赤字だった。ソニ ーや東芝が黒字化するなか、パナソニックのテレビの苦戦が表面化して きた」と指摘。さらに「キャッシュフローには影響しないが、三洋電機 の無形固定資産の償却によって、今後せっかく利益が出ても相殺されか ねない」と述べた。

5日に決算会見した上野山実取締役は、テレビ事業について「四半 期ごとに改善している」と言い、通期では「2けたくらいの赤字におさ まる見込み」と話した。

同社は5日、第3四半期(10-12月期)連結決算を発表。固定費 削減が想定以上に進むとして通期(2010年3月期)の営業利益予想を 1200億円から1500億円に上方修正した。ただ三洋電機の連結化は70 億円の押し下げ要因となっている。固定費削減については、4-12月 に2590億円と通期での目標(2600億円)をほぼ達成したため、年間削 減額を3700億円に上積みした。

-- Editors:Chiaki Mochizuki,

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