大同特鋼株8カ月ぶり上昇率、採算好転や低PBR評価-大和格上げ

大同特殊鋼株が一時前週末比8.9% 高の344円と3営業日ぶりに急反発。昨年6月5日の15%以来、約8 カ月ぶりの上昇率を記録した。主力の自動車関連製品の販売採算の改 善やコスト削減の追加策などを評価する声が一部アナリストから出て、 実績PBR1倍を割り込む中で見直しの動きが活発化した。

大和証券キャピタル・マーケッツ金融証券研究所は5日付で、大 同特鋼株の投資判断を従来の「4(アンダーパフォーム)」から「3(中 立)」に引き上げた。村田崇アナリストは投資家向けレポートで、同社 の経常損益予想について、黒字転換を見込む10年度は従来の40億円 から60億円に、11年度には100億円から125億円へそれぞれ見直し た。自動車関連製品の販売採算の改善とコスト削減の追加策が大きい と見ていることが背景。

大同特鋼は1月29日、09年度の4-12月期(第3四半期累計) 決算を発表。経常利益はマイナス171億円(前年同期223億円の黒字) と赤字に転落した。10年3月通期予想は169億円の赤字。

大和証CMでは、09年度の赤字決算は織り込み済みと考えており、 業績回復局面での09年12月末のPBR0.93 倍を考慮すると、現行株 価水準からの下落余地は乏しいとの見解だ。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE