日本光電株が急騰、病院の設備投資改善へ-野村証「買い」

医用電子機器を手掛ける日本光電株 が急騰。米国の医療改革の不透明性の解消を受け、海外設備投資の改善 が見込まれる上、勤務医の優遇政策で国内も改善が予想されるとの見方 から、買いが優勢となっている。野村証券は5日、投資判断を「2(中 立)」から「1(買い)」に引き上げた。

株価は前週末比11%高の1555円まで上げ、昨年12月11日以来、 約2カ月ぶりの高値を回復した。

野村証券の甲谷宗也アナリストは、「海外の病院投資回復を織り込 み、割安銘柄として推奨」(5日付のリポート)するとし、11年3月 期の世界的な病院投資と日本の診療報酬増を考慮して、目標株価を 1900円に引き上げた。従来は1700円。

リポートによると、海外企業の業績は足元が軟調であるが、10年 度に世界的な設備投資の回復を織り込み始めている。海外企業では、画 像診断装置を扱うオランダのロイヤル・フィリップス・エレクトロニク スが、米国医療改革の不透明性が収まれば老朽化した機器が多いため アップサイドもありえると発表。米ストライカーは資本財にあたる手術 用機器で、設備投資回復を織り込み1けた台半ば未満の成長率を見込ん だという。

国内では、10年4月の診療報酬改定は病院に有利な配分が予定さ れていると指摘。09年に3度目のリコールが発表され、AED(自動 体外式除細動器)の販売が滞るものの、病院の経営状況が若干改善する ためリプレース需要は期待できるという。

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