ギリシャ首相:支持基盤の労組との闘いに直面-財政赤字削減に向け

ギリシャのパパンドレウ首相は賃金 凍結や歳出削減について欧州連合(EU)の後ろ盾を得たことで、同 首相率いる全ギリシャ社会主義運動(PASOK)の伝統的な支持基 盤である労働組合との闘いに備えている。

60万人の公務員が政府による賃金凍結や福利厚生縮小計画に反 発するなかで、教師や医療従事者、収税官は10日に24時間ストを実 施する。民間部門の労働者も24日にストを予定している。

30年余りにわたって緊縮財政に反対している労組は、EU最大と なっている財政赤字の縮小に向けてEUや市場から求められている措 置に反発。ギリシャの財政問題は、同国の救済が必要になるとの懸念 を招き、世界の株式相場が先週下落する要因になった。

イトゥバ・キャピタルの資産運用担当共同責任者、マルティン・ ブルーム氏(ウィーン在勤)は「もちろん、1回のストで財政赤字削 減が頓挫することはないだろう」とし、「ただ、ストがどこまで拡大す るかは、政府計画の持続性に加え、確実に厳しい状況となる今後2、 3年間に社会的コンセンサスがどの程度形成されるかに関する有益な 見方を市場に提供するだろう」と指摘した。

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