1月マネーストック:M3は2.1%増-資金需要不足で預金増

日本銀行は8日、1月の通貨供給 量「マネーストック統計」を発表した。代表的指標である「M2」の 月中平均残高は前年同月比2.9%増加した。ゆうちょ銀行などの預貯 金を加えた「M3」は同2.1%増。いずれも前月から伸びが若干鈍化 したが、企業の資金需要不足もあり預金の堅調な伸びが続いている。

日銀調査統計局の鈴木純一企画役は「資金需要が乏しい中、法人 企業が手元資金を一時的に運用する傾向が続いており、預金通貨や準 通貨、譲渡性預金(CD)の伸びを支えている」と述べた。M3の内 訳のうち、現金通貨は0.5%増、預金通貨は1.1%増、これら2つを合 わせたM1は1.0%増。定期預金など準通貨は2.7%増、CDは11.7% 増。広義流動性は1.2%増だった。

日本銀行が同日発表した貸出・資金吸収動向等によると、1月の 銀行貸出平均残高は前年同月比1.7%減。前年の高い伸びの反動に加 え、企業の資金需要の低迷により、前年比の下落率が前月から拡大し た。

ブルームバーグ・ニュースがまとめた予想調査ではM2は同

3.0%増、M3は同2.2%増が見込まれていた。前月のM2は3.1%増、 M3は2.2%増だった。

日銀は2008年5月分の通貨供給量から統計内容を見直すととも に、 名称をマネーサプライ統計からマネーストック統計に変更した。

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