1月の銀行貸出は前年比1.7%減-前年の反動で下落率拡大

1月の銀行貸し出しは、前年の高い 伸びの反動に加え、企業の資金需要の低迷により、前年比の下落率が前 月から拡大した。

日本銀行が8日発表した貸出・資金吸収動向等によると、1月の銀 行貸出平均残高は前年同月比1.7%減と前月(1.2%減)から下落率が拡 大した。銀行・信金計の貸出平均残高も同1.5%減と前月(1.0%減)か ら下落率が拡大。貸出債権の償却や流動化など特殊要因を調整した銀行 貸出平均残高も同1.4%減と前月(0.9%減)から下落率が拡大した。

下落率が拡大した最大の要因は、08年末から09年初にかけて、リ ーマン・ブラザーズ破たん後の金融市場の機能低下により、企業の資金 調達手段が銀行貸し出しにシフトし、貸し出しの伸びが大きく伸びたこ との反動。金融機構局の清水誠一参事役はこれに加え、「企業の設備資 金、運転資金がともに基調的に弱い」ことを挙げた。

日銀は先月27日公表した1月の金融経済月報で「民間部門の資金調 達は、企業の運転資金需要や設備資金需要の後退などから、前年比でみ ると減少している。民間銀行貸出は、前年の反動もあって減少に転じて いる」としている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE