鳩山幸さん:ファーストレディでも自分流、夫に手料理-インタビュー

鳩山幸さん(66)は昨年9月に夫 の鳩山由紀夫氏が首相に就任してファーストレディとなった今も、夫 に手料理を振る舞うなど自分流のライフスタイルを変えない日々を 送っている。このほど自作料理を英語で紹介した本を講談社インター ナショナルから出版。自ら開発した鳩山家のレシピを海外向けにも発 信していく考えだ。

幸さんは1月21日、公邸で行ったブルームバーグ・テレビジョ ンとのインタビューで、ファーストレディと呼ばれるようになったこ とについて「わたし自身全然、何も変わってないので、逆に皆さまが どういう風に思ってくださっているのかな、と聞いてみたい」と語っ た。

「UFOに乗って金星に行った」などの過去の発言が話題となり、 米タイム誌が昨年9月、「最も華やかなファーストレディ」に選んだ 幸さん。クリントン米国務長官やサルコジ仏大統領夫人で元スーパー モデルのカーラ・ブルーニさんらを抑えての出来事で、日本の首相夫 人としてその動向はこれまでになく海外メディアに注目されている。

そんな幸さんが初めて出版した英語本のタイトルはHome Cooking with Japan’s First Lady。1999 年に出版した「ようこそ鳩 山レストランへ」(講談社)を再構成し、新たに写真や情報を追加し た。

「外国の方にも好まれ、外国で材料を取り入れるのも簡単な、パ ーティーでも使っていただけるようなメニュー」との選考基準で取り 上げたレシピは40種類。「スペアリブのマーマレード煮」、「ラムカツ イタリアン」といった洋食系を中心に、「ぶりしゃぶ」、「まぐろの漬 け丼」などの和食系や、土佐しょうゆを使った幸さん特製の「鳩山印 ドレッシング」も紹介している。

始まりは米国

幸さんがオリジナルのレシピ作りに取り組むようになったのは 夫妻が結婚生活の最初の日々を過ごした70年代の米国。そのころ、 由紀夫氏は博士号取得を目指してスタンフォード大学に通っており、 学友らに幸さんが手料理を振る舞ったのが始まりという。幸さんは当 時を「鳩山の家に行くと何か珍しい、おいしいものが食べられるとい う気持ちから皆さんがいらっしゃる。そこでわたしが作って差し上げ ていた」と振り返る。

首相執務室のある官邸と夫妻の住む公邸は徒歩でわずか2分。幸 さんによると、由紀夫氏は首相就任後も夕食は幸さんの手料理を食べ ることが多く、週1回、食材をまとめて調達するため買い出しに出か けるという。

幸さんは由紀夫氏との食卓について「普段と同じ。どういう国の 大きな問題があったとしても、家でいただくのはいつもと一緒、なん ら変わらないということを常に思っています」と語る。それは来客が ある時も同じで、「特別なお料理をするのではなく、家庭に来ていた だくという感じなので、いつも作っているものをお出ししている」と いう。

首相夫人として由紀夫氏の海外出張に同行することが多い幸さ ん。今後の自分の活動について「今、海外にいろいろ出させていただ いているので、各国で習ったお料理とか、そういうものがクックブッ ク(料理本)として成り立つといいなと思っています」と話しており、 ファーストレディとしての経験を生かした新たな料理本の企画も浮 かんでいるようだ。

首相の日々の来客や立ち寄り先を配信している共同通信の「鳩山 番日誌」によると、由紀夫氏が2月の最初の1週間で公邸以外で夕食 を取った記録があるのは、幸さんも同席して2月1日に官邸で開かれ たメキシコのカルデロン大統領との夕食会の1回だけだった。

--取材協力:Mayuko Yamamuro,Emily Yamamoto、Stuart Biggs Editor: Hitoshi Sugimoto, Fukashi Maruta

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