世界の投資銀行の2009年収入、前年比12%増の663億ドル-調査

世界の投資銀行の2009年収入は、 前年から12%増え663億ドル(約5兆9200億円)となった。英金 融業界ロビー団体のインターナショナル・フィナンシャル・サービ シズ・ロンドン(IFSL)が8日、集計結果を公表した。

それによると、株式と債券の引き受けおよびM&A(企業の合 併・買収)助言からの収入が2009年収入のほぼ3分の1を占めた。 地域別シェアは米国が46%、欧州が約38%だった。

IFSLのシニアエコノミスト、マルコ・マスラコビク氏は「過 去1年で状況は改善したものの、金融市場の流動性は依然として逼迫 (ひっぱく)している」とし、「現在は信用危機発生以来の不良債権 のうちほぼ半分の償却が終わった状態だ。世界の銀行はさらに資本を 調達するだろう」と述べた。

ブルームバーグのデータによれば、世界の銀行の損失は2007年 以降、計1兆7000億ドルに上る。

一方、IFSLによると、世界の大手金融機関1000社の資産は 09年に6.8%増え、過去最高の96兆4000億ドルとなった。保有 資産の割合は欧州連合(EU)内の銀行が56%で最大。前年は61% だったという。

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