今週の米経済指標:1月の小売売上高は増加へ-貿易赤字は縮小か

今週の米経済指標は、クリスマ ス商戦で小売業の追い風になった個人消費の持ち直しが今年に入って も続いている公算が大きいことを示し、経済成長に個人消費が一段と 寄与する可能性を示唆するもようだ。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト51人の予想 (中央値)によると、1月の小売売上高は前月比0.3%増と、ここ 4カ月で3回目の増加となる見通しだ。この統計は商務省が11日に 発表する。また別の統計では昨年12月の貿易赤字の縮小が示される と見込まれている。

先月の雇用情勢改善は労働時間の長期化や賃金上昇と相まって、 米経済が雇用を創出する方向にあり、所得が増加することを示唆して いる。所得増は百貨店のメーシーズや衣料小売りのギャップなどの売 り上げを押し上げる可能性がある。小売業者は在庫を抑制してきてお り、その結果、値引きが減っている。これは売り上げ増や収益率拡大 につながる。

IDEAグローバルの米国担当チーフエコノミスト、マックスウ ェル・クラーク氏は「消費意欲が高まっていることが示されている」 とし、「雇用市場での漸進的な安定化に伴い見通しが改善している」 と指摘した。

1月の自動車販売は低調で、売上高全体の重しとなった可能性が ある。1月の小売売上高は自動車を除くベースで前月比0.5%増と なる見通しだ。前月は0.2%減だった。

エコノミストらによると、設備投資や海外の成長に支えられた製 造業活動の拡大で米輸出が押し上げられ、貿易赤字は縮小する見通し だ。商務省が10日発表する12月の貿易赤字は355億ドルと、前 月の364億ドルから減少すると見込まれる。

12月の企業在庫は前月比0.3%増と、3カ月連続のプラスとな りそうだ。商務省が11日発表するこの統計は11月に0.4%増だっ た。

消費者の信頼感も高まっているもようだ。2月のロイター・ミシ ガン大学消費者マインド指数(速報値)は75と、前月の74.4か ら上昇して、2008年1月以来の高水準に達すると見込まれる。この 統計は12日発表の予定。

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