グリーンスパン氏:失業率早期低下の公算小さい、景気回復緩慢に

グリーンスパン前米連邦準備制度 理事会(FRB)議長は、米国の失業率が早期に低下すると予想す るのは「極めて難しく」、景気回復の足取りは「緩慢で重いものに なる」との見方を示した。株価下落についても懸念を表明した。

グリーンスパン氏は米NBC放送の番組「ミート・ザ・プレス」 に出演し、リセッション(景気後退)は「基本的に終わった」と しながらも、「失業率が早期に低下すると言うのは極めて難しい」 と述べた。

1930年代の大恐慌以来最悪となった今回のリセッションが始ま ってから2年余りで、米国では840万人の雇用が失われた。米労働省 の統計によれば、失業率は昨年10月に25年ぶりに10%を超え、1月 になってようやく9.7%に低下した。

87年から2006年までFRB議長を務めたグリーンスパン氏は、 失業率が今年の大部分を通じて9-10%にとどまるとの見通しを 示した上で、議会が現時点で雇用創出支援のために実行できる 最も有効な措置は小規模企業向けの減税法を成立させることだと 指摘。「小規模企業は雇用創出の大きな担い手だ」と説明した。

年初来の株価下落については「警告以上のものだ」と述べ、 「株価が単なる帳簿上の利益ではないことを念頭に置くことが 重要だ。株価は実際、経済活動に大いに重要な影響を及ぼす。 株価が続落し始めれば、わたしは非常に心配になる」と語った。

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