菅財務相:各国の現状も分かった上で考える必要-金融規制

菅直人副総理兼財務相は6日午後 (日本時間7日朝)、カナダのイカルウイットでの7カ国財務相・中央 銀行総裁会議(G7)閉幕後に記者会見し、金融規制改革について「各 国の現状は違うので、そういうのも分かった上で、そういうことを考え ようと言った」と語った。

菅財務相は、ガイトナー米財務長官が今回のG7で米政府の新たな 金融規制強化策について各国に説明したことを明らかにした上で、「一 般的にリーマンやサブプライムに至ったことを考えると、銀行の投機的 な動きに一定の枠を設けるのは理解できるということを申し上げた」と 述べた。

菅氏はまた、G7での議論の内容について「皆さんにとってはギリ シャも大きな課題であって、そういうこともかなり意見交換がされた」 とし、G7各国がギリシャの財政悪化問題に強い関心を抱いていること を強調した。

一方、菅財務相は日本経済の現状については「やっと回復の兆しが 見えてきたが、自律的回復は見えていない」との認識を示した。

菅氏は、世界銀行の増資問題について「皆さんの意見は明示的なも のではなかったが、理解をある程度した」と説明。「日本は間違いなく 債務残高については金メダルを取れる」と日本の厳しい財政事情を各国 に伝えたことを明かした上で、「いろんな資金供給はそう簡単ではない ということは、間接的には伝わったのではないかと思う」と述べた。

さらに、新興国も含む20カ国・地域(G20)の枠組みとG7との 役割分担に関しては「G20とはまた別の責任を担うべきとわたし自身も そう思っているし、G7も非常に重要な会議」と指摘。その上で、「回 数とかどういう時期にとか今後もそれぞれの主催国の都合などがある が、G7そのものはこれからもきちっと継続していくことで一致でき た」と述べた。

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