ブラジル株(5日):4週連続下落で調整局面入り-欧州財政懸念響く

ブラジル株式相場は4週連続の下げ となり、過去1カ月の下落率は11%に達した。一部の欧州諸国の財政 赤字問題を背景に世界の景気回復が失速するとの懸念が材料となって いる。

指標のボベスパ指数は1月6日に付けた1年7カ月ぶり高値から 10%を超える下落となり、調整局面入りしたことになる。金属相場の 下げを受け、鉄鉱石生産のヴァーレと製鉄のジェルダウが下落。月間 ベースのインフレ率が1年8カ月ぶりの高い伸びになったことを手掛 かりに、シレラ・ブラジル・リアルティとロハス・アメリカーナを中 心に住宅建設株と小売株も安い。

INGインベストメント・マネジメントで新興市場資産約110億 ドルの運用に携わるロベルト・ランプル氏(ハーグ在勤)は「南欧の 一部の国の財政状況が不透明感を生み、市場を慎重にさせている。そ のことがリスク資産に影響を与えつつある」と指摘。「ブラジルは間違 いなくその渦中にあり、昨年の同国株の大幅高を勘案すれば、なおさ らということになる」と語った。

ボベスパ指数は前日比1.8%安の62762.70で、一週間の下げは 4%に達した。指数採用銘柄の上昇と下落の割合は約1対4。BM& Fボベスパ小型株指数は同2.1%安の1091.28。通貨レアルは0.1%安 の1ドル=1.8793レアル。

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