仙谷戦略相:G7で国際協調の観点から議論を-世界的株安

仙谷由人国家戦略相兼行政刷新相は 5日夕の閣議後の記者会見で、欧州での財政懸念を背景とした世界的な 株安について、今週末にカナダで開かれる7カ国財務相・中央銀行総裁 会議(G7)で、動揺が広がらないように国際協調の観点から議論して ほしいと述べた。

仙谷戦略相はその上で、「株も債券もグローバライズしている領域 なので、一国の観測や口先介入のような対応では、持続的な景気回復に はなかなか結びつかない。ここは国際協調路線が必要だ」と強調した。 欧州では、ギリシャの財政懸念に加え、「スペインについても連想ゲー ムで、先般のダボス会議で声高に語られていた」という。

10年度予算案に関連して同相は「地域の中小企業や経済動向を配慮 することが一番にあったので、財政全体としての規模を縮小するわけに はいかない」と述べ、「財政の規律も気にはなっているが、経済動向の 関係でブレーキを踏むやり方が今の時期よいのか、世界の先進各国が悩 みぬいている」と指摘した。

消費税引き上げ論議

政府は、仙谷戦略相を中心に「中期財政フレーム」と中長期的な財 政健全化の道筋を示す「財政運営戦略」を6月ごろまとめる。この中で、 消費税引き上げの扱いをどうするかについて同相は、「ここまでくると、 果たして消費税だけで済むのかという議論もある。所得税、法人税を含 めて課税ベースをどうするのか」と指摘。消費税を「歴史的に社会保障 目的税としてどう位置づけるかというような議論に、中長期的には当然 なると思う」と述べる一方、議論の開始時期については明言を避けた。

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