欧州債(5日):独2年債利回り、過去最低を記録-回復足踏みを懸念

欧州債市場ではドイツ国債相場 が上昇。独2年債利回りは過去最低を記録した。一部の欧州諸国の 財政赤字への懸念が強まったほか、経済データで回復がまだ本格化 していないことが示された。

ドイツの昨年12月の鉱工業生産が予想に反して縮小したことを 受け、欧州の主要株式相場は軒並み下落した。また、スペイン銀行 (中央銀行)の発表によれば、同国経済は2009年10-12月(四半 期)に連続7四半期目のマイナス成長となった。こうした材料を受 け、独10年債利回りは約3カ月ぶり低水準を付けた。

RIAキャピタル・マーケッツの債券ストラテジスト、ニッ ク・スタメンコビッチ氏は、「株式が下落し、不安定な状況が高ま りつつある状況は、欧州主要国の国債にプラスとなっている」と述 べ、財政赤字対策に関する「ギリシャへの信頼で隔たりがあり、市 場は措置が実行される明らかな兆候を待ち望んでいる」と付け加え た。

ロンドン時間午後4時45分現在、独2年債利回りは前日比8ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し0.98%。これはブ ルームバーグがデータ集計を開始した1990年以来の最低水準。同国 債(表面利率1.25%、2011年12月償還)価格は前日比0.15ポイン ト上げ100.49。独10年債利回りは4bp下げ3.12%。同国債は週間 ベースでは5週連続高となった。

一方、ユーロ圏周辺国の国債も上昇した。ギリシャ10年債利回 りは前日比3bp低下の6.65%、ポルトガル10年債利回りは7bp 低下し4.67%。スペイン10年債の利回りは1bp下げ4.12%となっ た。

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